教育

一切無料、数百台ものiMacを完備した贅沢な学習環境（通常時は24時間開校）、先生は不在、生徒同士で教え合う？教育手法・・・
気になりすぎる革新的プログラミングスクール 42（のオランダ校CODAM）の4週間の入学試験に無謀にも参加してきました。
「ハードすぎて笑った」「めちゃくちゃしんどい」「でも楽しい」そんな噂の真相はいかに・・・

画期的カリキュラム、完全無料なことで一躍有名になったプログラミングスクール（コーディングスクール）パリの42。
アムステルダムにこの姉妹校であるCODAMが開校しました。
先生がいなく、時間割など時間的な制約が全くないカリキュラム。
卒業までの時間も卒業後の進路も全く自由で本人次第・・・
いろいろ謎が多い「全くあたらしい学校」を覗いてきたのでレポートをば。

VWO、HAVO、VMBO・・・？
オランダの教育制度が複雑で聞く度に混乱していたところ、わかりやすい表を教えてもらったので日本語にしてみました。
日本と同じく教員不足に悩むオランダ・・・ 全てが理想的とは言えないかもしれませんが、社会環境諸々を含め、やはりよくできているなあと思います。

公正にも適正にも見えない入試の民間企業依託・・・
大学入試をめぐる諸々に悶々としつつも、それ以前に入試がこどもの将来を決めるほぼ唯一、最大の関門となってしまっていることも、議論されるべきじゃないかと思いつつ。

３Dプリンター、シールカッター、レーザーカッター・・・
テクノロジーを利用したものづくりを子供たちが無料で体験できる、そんな「デジタルファクトリー」。
21世紀型教育方針、STEAM教育に力を入れるのはオランダ、アムステルダム市。
図書館内にその数を増やしつつある maakplaats 021 のオープンデーをのぞいてきました。

そもそもYouTube上でも動くオンラインゲームがあるということを知らなかった・・・ゲーム事情に疎い自分。
面白いから！とチビが一押ししていた無料ゲーム、なんと学校でも休み時間に遊んでいいということで。
それはちょっとどうなのか？・・・と眉をひそめつつも、遊んでみたら。
結構面白く、意外に奥が深いのでは・・・？という話です。

海抜ゼロの国オランダ。
「泳げるかどうか」は生死をわける重要なスキルということで、全ての子供は水泳ディプロマ（資格）を取得することが国によって決められています。
小学校低学年で多くの子供がスイミングスクールに通うのですが、「着衣」で泳ぐことはじめ、日本から来た自分にとってはいろいろ目新しいです。

プールに通い始めて1年半ほどたってみて。
水泳ディプロマの制度と環境に感心したという話です。

「宿題がほとんど or まったくない」という話はこちらに来る前に聞いた（読んだ）ことはありました。
オランダに来て2年が経ちますが「基本的には宿題はない」というのは本当のようです。

宿題がない中で、子供たちは一体何をしているのか。
宿題がなくても学力は十分につくのか・・・？

・・・とつらつら考えていましたが、「オランダの小学校休み多すぎ」という心の叫びに全てを持っていかれた・・・という話です。

オランダでは英語でだいたいどこでも意思疎通は可能。でもオランダ語がわからないとやっぱりダメなんです。
そんな中で「学びたいけど学べない」ということがないようにしっかり国や自治体がサポートしているのと、「善意による活動」が力強い、という話。
いい人ばっかりではありません。でも「いい人」が「いいこと」をさらっと実行できる環境、はすごく良いなあと思うのです。

オランダに縁もゆかりも無い日本人にとっては子どもの学校についてもわからないことだらけ。
細かいルールがほとんどないのは本当にありがたいのですが、じゃあどうやってレギュレーションされているのか？ は気になるところ。
学年と年齢についてなるほどと思った出来事があったので書きました。